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【事例付き】ドローンは室内での撮影も可能?注意点や活用方法を解説

以前お届けした「ドローンの未来」についての記事では、今後ドローン技術は非常に幅広い分野で活用されていくだろうということをお伝えしました。

現在のところはまだまだ限られた範囲内での活用にとどまっていますが、それでもドローン技術の進化には目覚ましいものがあります。使用する用途や目的によって、大型化・小型化したタイプが登場し、様々な分野に特化したドローンの開発が進んでいるのです。

企業PR動画の撮影では、 手の平サイズにまで超小型化されたマイクロドローン」も使われるようになり、狭いオフィス内などでの撮影も可能になりました。

今回は企業が室内でドローン撮影する方法とメリット、そして実際の事例を紹介し、自社で導入を検討する際のヒントをご提供いたします。ぜひ参考にしてください。

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1.室内でもできるドローン撮影

ドローン撮影のイメージ画像

ドローンというと、屋外の広い場所で飛ばすイメージがあるかもしれません。しかし最近では小型のドローンも登場し、室内でも気軽に撮影できるようになりました。

室内でのドローン撮影は、航空法の規制の対象外となっているため、基本的に特別な許可は不要です。ただし、使用する周波数帯によっては、無線の資格が必要になるケースもあります。

例えばFPV(一人称視点)で撮影するドローンは、撮影中の映像をリアルタイムで確認できるのが魅力ですが、2.4Ghzでは伝送速度が遅いため、多くの場合は5.8Ghz帯を使っています。

この周波数帯の電波を使用する場合には、個人用途の場合「第四級アマチュア無線技士」以上の資格、ビジネス用途では「第三級陸上特殊無線技士」以上の資格が必要になるのです。

また、室内で飛ばす際は、その場所に合ったドローンの種類を選ぶことが重要です。機種によっては、ドローン撮影会社が対応していない場合もありますので、事前に確認するようにしましょう。

室内の撮影に向いているのは、超小型のマイクロドローンをはじめとした小さいサイズのドローンです。

マイクロドローン

室内での撮影には、手の平に乗るほど小型で超軽量な「マイクロドローン」が使われるケースが増えています。小回りが利くため、障害物の多いオフィス内や工場内などでの撮影が得意です。

また、現行法では100g未満のドローンには航空法が適用されないので、機体登録や飛行許可申請が必要なく、手軽に飛ばせるのも魅力だと言えるでしょう。

マイクロドローンはFPVでの撮影にも適しており、ドローン視点での映像を確認しながら、臨場感あふれる動画撮影が可能です。

このように、マイクロドローンは室内撮影に最適なドローンですが、操作方法が難しいため、熟練した専門家に依頼するのがおススメです。

小型ドローン

マイクロドローン以外でも、小型のドローンなら室内での撮影に適したものもありますし、FPV撮影も可能です。

例えば展示施設や工場内の俯瞰映像を撮影する場合は、安定性の高い小型ドローンの方が、マイクロドローンより向いている場合もあります。

ただし飛行時の音も大きく風力も強いので、狭いオフィス内での撮影には不向きです。

2.室内でドローンを飛ばす際の安全管理や注意点

ドローン安全確認のイメージ画像

前もって確認しておくべき注意点

前述の通り、室内でのドローン撮影には特別な許可は不要ですが、撮影場所の管理者の同意は必要です。特にイベント会場や施設などでの撮影では、主催者や施設管理者の許可を得る手続きが欠かせません。

また、使用するドローンの種類によって、その特性や機能にも違いがあります。あらかじめ撮影業者との間で以下を確認し、適切な指示をするようにしましょう。

・撮影場所の環境(室内環境)を事前に確認し、障害物や照明条件を考慮した飛行計画を共有する
・万が一の事故に備え、撮影業者の保険加入状況や緊急連絡先を確認する
・騒音やプライバシー侵害のリスクを避けるため、撮影業者に対して適切なガイドラインを提供する
・ロケハンの必要性を確認し、行う場合はその調整をする

安全な撮影のための事前準備

撮影を依頼する側としても、撮影中に事故が起こらないよう、十分な配慮が必要です。撮影に際しては、次のような安全対策を準備しておきましょう。

・ドローンが外へ出て行かないよう、窓やドアは閉めておく
・風の影響を受けやすいので、エアコンや送風機は切っておくか、できるだけ弱めにする
・飛行の邪魔になる障害物はあらかじめ片づけておき、十分な飛行スペースを確保する
・ドローンが起こす風で紙などが飛ばないよう対策しておく
・フロアにいる社員に、ドローン撮影について周知しておく

3.室内で撮影したドローン映像の4つの活用方法

室内のドローン画像のイメージ

室内か屋外かにかかわらず、ドローンで映像を撮影したら、「それで終わり」ではありません。

単なる記録用の映像なら、撮影するだけでもいいでしょう。ですが広報や求人、宣伝など、特定の目的やターゲットを絞り、それぞれに訴求する映像に仕上げるには、撮影が終わってからの編集作業が勝負です。

撮影したドローン映像を効果的に編集し、視聴者の心に刺さる、インパクトのある映像作品を作り上げましょう。

では、そうやって完成したドローン映像は、どんな場面で活用するのが最も効果的なのでしょうか。ここでは4つの活用方法を紹介いたします。

社内の様子を知ってほしい!~採用動画での活用

求職者にとっては、自分が働くことになるかもしれない職場の様子は、非常に気になるところです。そこで有効なのが、オフィスの様子をドローンで撮影する「フロアツアー」です。

これは社内の各フロアをドローンが移動しながら撮影し、「ある日のオフィスでの一コマ」を切り取った映像にしたものです。

実際に勤務している社員に登場してもらい、働いている様子を撮影することで、求職者にとっては「自分がその一員になった時」のイメージを想像しやすくなります。それにより、離職率を抑える効果も期待できるのです。

フロアツアーはドローン撮影でなくても制作はできますが、ドローンを使えばよりインパクトのある映像の実現が可能です。また、撮影中に動きの変化もつけられるため、特に広いフロアであればドローンによる撮影をおススメします。

社内のお披露目がしたい!~PR動画での活用

社屋を新しい場所に移転した。
社内のフロアをリニューアルした。

こんな時、新しくなったフロアの様子を社内外に広く伝えるため、動画を制作するケースがあります。あるいは会社の紹介動画の中で、社内の様子を見せるコーナーを入れたい場合もあるでしょう。

その際、ドローンで撮影した映像を使用すれば、他社との差別化が図れるとともに、映像自体にインパクトをつけることが可能です。

従業員向けのインターブランディングはもちろん、消費者や顧客に向けたアウターブランディングなどにも効果的。特に周年行事などのタイミングで、撮影されることの多い動画です。

イベントの様子を記録したい!~記録動画での活用

例えば入社式や表彰式など、社内でイベントがある場合、ドローンでその様子を室内撮影する場合があります。

記録用や社内用であれば、凝った編集はそこまで必要ないと思いますので、コストもそれほどかからないはず。制作会社にも、気軽に依頼できるのではないでしょうか。

ただし、外部の会場などを貸し切って行う場合は、事前に施設側への許諾が必要になるので注意しましょう。

設備の安全点検をしたい!~確認動画での活用

工場や倉庫といった施設内部にある設備の安全点検を行う際、人が立ち入りにくい場所の状態を確認する目的で、ドローン撮影を行う場合があります。

定期的にドローンを使った点検を行って、設備に老朽化した箇所や損傷がないかを映像で確認することで、事故や災害の防止に繋がります。

この場合、撮影した映像は、ほぼ社内での確認用に使用するだけだと思われます。もし編集の必要がなければ、ドローン撮影費のみで行うことが可能です。

4.室内でドローンを利用した事例

実際に室内でドローンを飛ばした場合、どのような映像が撮影できるのでしょうか。
ここではドローンによって撮影された、様々な動画の事例をご紹介いたします。上下での移動はもちろん、上から俯瞰した映像など、いずれもドローンの特性を生かした映像となっています。ぜひ参考にしてみてください。

イベントでのドローン撮影

兼松エレクトロニクス(KEL)オフィス紹介 ドローン動画

Drone Tour of the New Global WHOOP Headquarters

まとめ:マイクロドローンなら特別な許可も不要!室内ドローン撮影で他社との差別化を!

ドローンを使った室内撮影について、その必要性や注意点、活用方法をご紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか。

事例を見ていただければおわかりかと思いますが、やはりドローン撮影は、地上からの撮影とはまったく違う、インパクトのある映像に仕上がります。

もちろん、オフィスや施設内でのドローン飛行には、屋外とは違った注意点があるのも抑えておくべきでしょう。

また室内での撮影では、使用できるドローンの種類も限られるため、室内ドローン撮影が可能かどうかはドローン撮影会社に確認してみましょう。

バドインターナショナルには、ドローン撮影に特化した、熟練の操縦士が在籍しています。日本全国での包括撮影許可も取得済みですので、国内の多くの場所で新たに許可申請をすることなく、スムーズに撮影を行うことが可能です。
ドローン撮影が初めての企業様でも問題ございません。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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