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シニアカーの値段を徹底比較!レンタルと購入、どちらがお得!?

シニアカーは購入とレンタルどっちがいいの?

日本は現在、世界に先駆けた超高齢時代を迎えており、2025年には人口の30%が65歳以上(※1)になると言われています。

高齢者の割合が増えるにつれ、「いかに健康に長生きするか」が、ますます重視されるようになるでしょう。健康寿命を延ばすためには、肉体が健康であるのはもちろんですが、精神的にも健やかに過ごせる社会を目指していくことが大切なのではないでしょうか。

「最近、親の足腰が弱って来たようで心配」
「自由に出かけるのが難しくなり、行動範囲が狭くなった」
「生活から張り合いや生きがいが失われつつある」

ご自身やご家族の年齢が上がっていくにつれ、こういったお悩みも増え続けています。

人間とは、社会の中で生きる生き物です。いつまでも元気に過ごすためには、外に出て自然と触れ合ったり、友だちと食事やおしゃべりを楽しんだり、町内や趣味の集まりなどに参加して、周囲との接点を持ち続けたりすることが欠かせません。

「シニアカー」はそういった課題を解決してくれる乗り物として、注目を集めるようになりました。しかしいざ乗ってみたいと思っても、「値段が張るのでは?」とご心配な方もいらっしゃるかもしれません。

今回は気になるシニアカーを導入する際に必要な、費用の相場をわかりやすくご説明します。シニアカーはレンタルすることも可能です。乗る方の状況に合わせた「選び方のポイント」も一緒に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
※1 参考:健康長寿ネット「日本の超高齢社会の特徴」

【関連記事】
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>高齢者の歩行不安はシニアカーで解消!好きな時に好きなところへ行ける「自由」を手に入れませんか?

1 .シニアカーを利用するメリットとデメリット

 

「シニアカー」とはハンドルで方向を操作できる「電動車いす」のことで、「電動カート」や「ハンドル型電動車いす」と呼ぶ場合もあります。

高齢者はもちろん、お身体が不自由なために歩行が困難だったり、足元に不安があったりする方が、楽に移動するために作られた電動の乗り物です。ここではこのシニアカーを利用するにあたっての、メリットとデメリットを解説しましょう。

シニアカーのメリットとは?

道路交通法上は「歩行者」の扱いとなるため、特別な免許も必要なく、ハンドルを操作するだけで誰でも簡単に移動できます。

安全面にはきちんと配慮されており、折りたためるタイプや、荷物を載せるカゴがついているタイプも選べます。シニアカーがあればいつでも気軽に、安心して外出できるのが、その大きなメリットだと言えるでしょう。

シニアカーのデメリットとは?

動力源が電気なので、定期的にバッテリーを充電しなくてはなりません。走行中に電池が切れた!という事態を避けるためにも、お出かけの前には必ず充電を確認する必要があります。

また、「歩行補助具」として徐々に普及はしているものの、屋内にある施設や店舗、公共交通機関などでは、入場や入店、乗車を拒否される場合もありますので、事前の確認が欠かせません。保管場所の確保も必要なため、サイズや重量などもあらかじめチェックするようにしましょう。

2.シニアカーの値段はどのぐらい?

 

シニアカーの導入を検討しようと思うけれど、本体の値段はどのくらい?維持費などの費用はいくらかかるの?

こんな疑問をお持ちの方も少なくないと思います。車体も大きく、電動で動くということもあって、高価なイメージがあるかもしれません。今はレンタルが可能なメーカーもありますので、利用頻度や予算などを検討し、それぞれの状況に合った方法を選ぶことをおススメします。

ここではシニアカーを購入する場合、レンタルする場合それぞれの値段を見ていきたいと思います。

購入する場合のシニアカーの値段

シニアカーを新品で購入する際の値段の相場は、おおよそ30万〜40万円です。中には10万〜20万円台の安いモデルもありますが、積載量に制限があったり、海外製であったりして、やはり少し不安が残ります。

中古で購入する場合は、中古車を扱っている販売店やオークションサイト、あるいは個人間での売買で入手することになります。その際の相場は、だいたい10万円ぐらいからと思っておけばいいでしょう。

どちらの場合も、自分で購入し保持する場合、走行中の事故対策のためにも、必ず保険に入っておくことをおススメします。なお、保険に入る場合は、さらに別途保険料がかかります。

レンタルする場合のシニアカーの値段

シニアカーを長期間置いておく場所の確保が難しかったり、購入するのは費用的に厳しかったりする場合は、レンタルを考えてみてはどうでしょうか。

短期間の利用であれば、わざわざ購入するよりもレンタルの方が手軽ですし、費用も安く済みます。レンタル代は借りる期間やモデルによっても変わりますが、月額にすると2万円程度で済む場合が多いでしょう。

レンタル代には故障やトラブルが発生した際の修理代やメインテナンス費用、さらには対人対物補償、車両保険なども含まれていることがほとんどです。

レンタルできる期間は、メーカーや販売店によって数日から数か月までと様々です。1か月~半年程度の期間であれば購入するよりもお得なため、ご自身の用途に合わせ、購入前に一度レンタルして、試し乗りをしてみるのも良いかもしれません。

介護保険でレンタルする場合の値段

シニアカーを利用する本人が介護保険サービスの対象となっている場合、通常のレンタル費用の1~3割負担でレンタルすることが可能です。

原則として、要介護2~5の認定を受けている方が対象となり、ケアマネージャーによるケアプランの作成が必要となります。

ただし、要支援や要介護1の認定でも、主治医の意見書などがあり、シニアカーの利用が必要と判断された場合には、例外給付として対象となるケースもあります。ケアマネや主治医に一度相談してみてはいかがでしょうか。

介護保険適用でシニアカーをレンタルする場合、その費用は月額2千~6千円程度になるケースが多いようです。介護保険は自治体によってその認定基準や給付金額などが違ってきますので、お住まいの地域の窓口で確認するようにしましょう。

シニアカーの値段を考えた場合どちらが良いの?

ここまで、シニアカーを購入した場合とレンタルした場合の値段の相場を見てきましたが、結局のところどちらがよりお得なのでしょうか?

数日~半年程度の利用をお考えなら、レンタルの方が安く済むケースがほとんどです。逆に1年以上使用するつもりであれば、購入した方が結果的に安くなる場合もあります。

それぞれのメリット・デメリット、使用する期間を検討した上で、実際に利用する方の状況に合った方法での導入を考えることが大切です。

3.シニアカーの選び方とは?

 

シニアカーは現在、各メーカーから様々なモデルが発売されています。歩行補助具としての規定があるため、基本的な仕様は各社同じですが、それぞれデザインや操作性、機能面などで独自の特徴を備えています。

候補のモデルが決まったら、まずは数日間レンタルして、実際に乗ってみるのがおススメです。試乗して操作性や安全性をご自身で確かめた上で、自分に合ったシニアカーを選ぶのが良いでしょう。

「自分の身体にフィットするか?」を確認する

まず最初に確認すべきなのは、実際に乗る人の身体に合っているかどうかです。シートのクッション性や背もたれの高さなどの「座り心地」も、長時間乗ることを考えた場合、外せないポイントになってきます。

また、ハンドルを曲げたときに、重心がきちんと安定するかという点も重要です。まずは一度試乗してみて、走行する際に身体は楽か、安定しているかをぜひ確認してください。

「自分で操作しやすいか?」を確認する

自動車と同様、シニアカーも各メーカーにより、操作方法が異なります。スピードの調整や前進・後進、アクセルやブレーキといった操作はレバーやボタン、ダイヤルなどで行います。

どのメーカーのどのモデルも、基本的には安全面を考慮した設計になっており、誰でも簡単に操作することが可能です。一度試し乗りをしてみた上で、利用する本人が操作しやすいシニアカーを選びましょう。また、乗り降りのしやすさ、後方確認のしやすさも、忘れずにチェックするようにしましょう。

「自分に合った機能があるか?」を確認する

走行する際の機能面も、シニアカーに乗る場合、非常に重要な意味を持ちます。モデルによって、段差の幅や高さ、坂道の角度などにどれくらい対応できるかはそれぞれ違っています。小回りが利くモデルもあれば、安定して走るのが得意なモデルもあるのです。

さらにはバッテリーの持ちや連続走行距離なども異なります。本人の活動範囲や利用目的などを考慮しながら、適切なシニアカーを選びましょう。

4 .シニアカーはどこで買えば良い?

 

シニアカーの導入を決めたら、どこで購入、あるいはレンタルするかを考えなければなりません。ここではシニアカーの入手方法について、わかりやすくご説明します。

なお、店舗やメーカーによっては試乗ができなかったり、レンタルができなかったりする場合もあります。候補に挙がった店舗などがあれば、まずは一度問い合わせてみましょう。

メーカーや代理店、電動カート専門店などで購入

新車のシニアカーの場合は、各メーカーや販売代理店などで購入できます。ネット通販でも買えますが、購入前に実際に触ってみるのは難しいでしょう。安全のためにも、必ず一度試乗してから購入することをおススメします。

今日ではシニアカーの取扱店も増えており、ホームセンターや家電量販店、介護用品店などでも扱っている場合があります。

中古車は専門店やネットオークションなどで探してみよう

シニアカーを中古で購入する場合は、フリマサイトやネットオークションなどの個人間売買ができるサイトや、中古車を扱っている電動カート専門店を利用して購入することになります。

個人間での売買の場合は、比較的安く購入できることもありますが、ブレーキやアクセルなどが壊れていないか、きちんと整備されているかなど、安全面の確認が不可欠です。

各自治体でもレンタルしている場合がある

前述の通り、介護保険が適用された場合、シニアカーを安価にレンタルできる場合があります。しかし、条件によっては介護保険の適用外でレンタルできるケースも。

例えば熊本県の高森町では、70歳以上の町民の移動支援として、月額2千円(傷害保険を含む)の利用料で貸し出しています。一度、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

まとめ:シニアカーの値段は用途や目的、購入かレンタルかによって変わってくる

「電動車いす」と聞くと、ネガティブな印象を受けてしまう場合もあるかもしれません。しかし「シニアカー」には、高齢者や身体の不自由な方がQOL(生活の質)を維持し、向上させながら、イキイキとした暮らしを楽しめるポジティブな可能性があふれています。

ここまで見てきたように、歩行補助具として一般にも浸透してきたシニアカー。今回見て来たシニアカーの値段の相場をまとめると、以下のようになります。

新品購入の場合……約30万〜約40万円
中古車購入の場合……約10万円〜
レンタルの場合……月額約2万円
レンタルの場合(介護保険適用)……月額約2千〜約5千円

このように、シニアカーを利用するためにかかる費用は、その利用目的や用途に応じて変わってきます。

一番大切なのは、シニアカーに乗る本人にとって、快適で安全に使えるかどうかです。何度も繰り返しになりますが、購入やレンタルの前には必ず一度は試乗しましょう。

シニアカーは、用途に合わせて気軽に利用できる乗り物です。歩行に不安があって、外出を控えている方、友達や家族と遠出したいけれど遠慮している方など、高齢者のお悩みを解決する手段として、シニアカーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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